どもるとは……。

 

「どもり」は、どのような症状の状態のことを指すのでしょうか?

 

それと、「どもり」と「吃音」の違いとは?

 

また、とくに、「どもり」が幼児に多いと言われるのはなぜなのでしょうか?
これについて、解説していきます。

 

 

さて、どもりですが、どのような症状の状態のことを指すのでしょうか。

 

 

 

・単語の最初の音を繰り返す。

 

たとえば、「わ、わ、わたし」といった話し方の状態です。

 

 

さらに、

 

・引き伸ばす
「わーーたし」といった喋り方。

 

 

 

さらに、

 

・つまったりして
「・・・わたし」と言った話し方の状態です。

 

 

 

つまり、3つのパターンの話し方のうち1つ以上のような
あきらかに滑らかに言語を音声として出せない状態のことを
どもりと言われています。

 

 

 

ところで、
最近、これらの状態のことを
「吃音(きつおん)」とも言う人がいますよね。

 

 

では、「吃音」と「どもり」には違いがあるのでしょうか?

 

 

 

違いはありません!

 

「吃音」と「どもり」は同義語なのです。

 

 

 

ただ……。

 

 

 

「どもり」という言葉は
昔から言われている、「つんぼ」や「びっこ」と言った
「差別語・不快語」で、
現在社会では、差別的な意味合いが強い言葉と認識されています。

 

そのため、近年では
「どもり」は公式な場で使用されることはなくなりました。

 

メディアでは自主規制して放送禁止用語にも指定されています。

 

 

ただ、ここでは、「どもり」を中心に使用していきますが、
差別的な意味合いはなく、幅広い年齢層に知れ渡っている言葉なので

説明等の便宜上として使用しています。

 

 

 

 

ところで、「どもり」は幼児に多いと言われていますが、
なぜなのでしょうか。

 

 

幼児が「どもる」場合
2語文以上の複雑な言葉を
話し始める頃に一時的になるようです。

 

 

では、根本的な原因は?というと
現時点でも、これといって特定されていないのが現状なのです。

 

 

「どもり」がある幼児の半数が、
特に特別な指導や支援をしなくても、小学校に入学するぐらいまでには、
「どもり」が解消されていることが知られています。

 

 

ただ、一部の子供は、大人になっても
「どもり」が改善していない人もいるようです。

 

 

でも、そんな方でも悲観することはありません。
現在では、様々な改善に有効な方法が公開されています。

 

たとえば、↓の改善法。