「どもり」を克服する方法として呼吸法があります。
呼吸のパターンには、
腹式呼吸と胸式呼吸の2つのパターンがあります。
よく「どもり」には、腹式呼吸が良いといわれています。
ただ、なかには、「どもり」で腹式呼吸をすると
悪化する人もいるようですが……。
本当のところは、
どうなのでしょうか?
どもりは呼吸法で克服できるのか?問題点は?
「どもり」が克服できるのであれば、誰でも手軽にできる呼吸法を
積極的に実践したいところですよね。
確かに、「どもり」の治療法として、
腹式呼吸を取り入れた改善方法があります。
そして、この呼吸法を試みた人の中には、
「どもり」が悪化した方もいるのも事実です。
そのワケは。
腹式呼吸が、マスターできていないのに、
意識して使おうとする方のほとんどが、失敗におわり、
「どもり」が悪化した状態になるようです。
なぜなら、私たちが、普段、している呼吸は、
胸式呼吸と腹式呼吸の2つを組み合わせた胸腹式呼吸を行っています。
そのような中で、十分な腹式呼吸のできていないままに、
実際の会話で腹式呼吸を利用して話をしようとすると
非常に難しいのです。
それに、
「どもり」を出さないためにも、腹式呼吸をしなければいけない、
という余計なプレッシャーがかかり、さらに「どもり」が悪化してしまう原因になっているようです。
だからといって、有効性はないわけではありません。
男性は腹筋が発達している人が多いので、
腹式呼吸の傾向が強くなりがちです。
ですから、女性よりかは、男性の方が比較的、
腹式呼吸がマスターをしやすいでしょう。
一方、女性の方は、腹筋の関係で、横隔膜の上下運動をしなければならない腹式呼吸よりも胸式呼吸の傾向が強くなります。
よって、呼吸法を活用される場合は、
このようなことを踏まえてじっくり訓練を行ってください。
その他に、どもりを改善するには、
下記の方法もありますので、参考にしてみてはどうでしょうか。